「日本キラー」具臺晟(ク・デソン/韓火イーグルス)の負傷が、結局韓国の敗退につながった。
ワールドベースボールクラシック(WBC)準決勝・日本戦で、韓国の中継ぎ投手陣の核として活躍してきた具臺晟が横腹の痛みでペトコ・パークのマウンドに立てなかったことが、これまで完璧な“黄金の続投”を見せてきた韓国にとって大きな痛手となった。
「知日派」宣銅烈投手コーチは「韓日戦は一点を争う戦いになり、韓国が日本の攻撃を3点以内に抑えることができれば、十分に勝算ある」と話してきた。勝敗の分かれ目が最大3点というわけだ。
しかし、0-3とリードされた7回表、具臺晟の負傷で追いつめられた韓国は、孫敏漢(ソン・ミンハン/ロッテ)をマウンドに送った。孫敏漢が宮本にレフト前にタイムリーヒットを打たれ、0-4となった。心理的なマジノ線である3点が崩壊すると、韓国は一気に力を失った。
コーチ陣は戦力の機密保持のため、具臺晟のコンディションを試合開始直前まで徹底的に秘密にしてきた。
朝鮮日報
【特集】2006 WORLD BASEBALL CLASSIC
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